RTワンガード工法
概要
・RTワンガード工法は、コンクリート構造物の表面保護およびはく落防止を目的
とした無繊維型 (繊維シートを使わない)ウレタン塗布工法です。
・主材「ワンガード」は 1成分形ウレタン樹脂 で、2成分のように撹拌・混合の手間
や撹拌不良による未硬化といったリスクを軽減できます。
・通常の用途としては、橋梁高架、トンネル、コンクリート桁など、コンクリート片
の剥落事故が懸念される構造物に使われます。
特長・性能
項目 内容
はく落防止性能 「押抜き試験(JSCE-K533)」に適合。最大荷重 1.5 kN 以上の
性能を確認。
付着性 コンクリート表面への密着性に優れることが報告されており
負荷前後でも強度維持率が高い。
ひび割れ追従性 塗膜が柔軟性を持ち、基材での挙動変化(微小な変形など)
に追従する性質が言及されている。
耐久性・耐候性 塩化物イオンの透過抑制性、耐候性が良好とされ
コンクリートの劣化抑制効果が期待される。
施工性 繊維シートを用いず、塗るだけの工程で済むため、複雑形状の
対象にも適用しやすい。
工期短縮 シート貼付工程が省略できるため、従来の繊維シート+樹脂貼付方式
と比較して工期を短くできる可能性がある。
標準仕様・施工手順(概要)
下地処理
1.劣化したコンクリート表面の浮き、劣化層、汚れ、粉塵などを除去。クラック
欠損部は 補修を行う。
2.プライマー塗布
下地と主材を密着させるプライマー層を塗布する。
3.主材塗布(ワンガード)
1成分形ウレタン樹脂を塗布。必要に応じて2回塗りとすることで膜厚や性能を確保。
4.トップコート(仕上げ層)
耐候性や美観を考慮し、2成分形アクリルウレタン等のトップコートを
塗布する場合もある。
5.養生
塗布後、所定の時間養生して硬化・安定を待つ。
仕様例では、ワンガード主材の塗布量が約 1.10 kg/㎡ 程度という記載があります。
透明版の “RTワンガードクリア工法” では、全ての塗材を透明化して、施工後も
コンクリート躯体の劣化状況が目視できるようにする設計がなされています。
弊社では
[調査業務]
非破壊試験(品質管理)、微破壊試験、中性化深さ、テストハンマーによる圧縮強度推定試験(シュミットハンマー)、鉄筋探査、ひび割れ調査、トンネル調査、橋梁調査、現場密度試験(突砂法、砂置換、法、RI測定)、平板載荷試験(道路、地盤)、スェーデン式サウンディング試験(SWS試験)、ポータブルコーン貫入試験、簡易支持力測定(キャスポル)、土質試験、ボーリング試験、環境調査 他
[施工業務]
コンクリート補修工事
無収縮グラウト注入工、型枠工、コンクリート打設工、連続繊維シート貼付け工(炭素繊維、アラミド繊維、CFアンカー等)表面被覆工、モルタル吹付工(湿式・乾式)、漏水対策工(止水工、漏水樋設置工)、ひび割れ注入・充填工 他
[加盟協会]
一般社団法人繊維補修補強協会
SR-CF工法研究会
なおしタル工法研究会
高機能エポキシ樹脂による補修技術研究会
UBEリニューアル工業会
RC構造物のポリマーセメントモルタル吹付け補修・補強工法協会(S R Shotcrete工法)
インジェクト止水工法研究会
一般社団法人STTG工法協会
バンデフレキシン工法研究会
レジテクト工業会
[対応エリア]
茨城県を中心に栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県で対応しております。
調査業務やコンクリートの補修・補強工事の事でお困りごとがあれば弊社へご相談下さい.
-
場所
埼玉県和光市

