コンクリート補修工事は、コンクリート構造物の劣化や損傷を修復し、耐久性や機能性を回復させることを目的とした工事です。以下に、その概要を説明します。
1. 補修工事の目的
耐久性の向上: 経年劣化や環境要因（塩害、凍害、アルカリシリカ反応など）で劣化したコンクリートを修復し、構造物の寿命を延ばす。
美観の回復: ひび割れや汚れを補修して、見た目を改善。
安全性の確保: 損傷した部分を修復して、落下物や倒壊などのリスクを回避。
2. 主な劣化原因
物理的要因: 凍結融解や荷重の繰り返しによるひび割れ。
化学的要因: 塩害（塩化物イオンの侵入）、炭酸化、酸性雨。
生物的要因: コケやカビの侵食。
施工不良: 初期の施工ミスや材料の問題。
3. 補修の流れ
調査・診断
劣化状況の確認（目視調査、打音検査）。
必要に応じて非破壊検査やコアサンプリングを実施。
劣化原因を特定。
設計・計画
補修方法を決定（ひび割れ充填、断面修復など）。
工程や使用する材料を選定。
施工
表面補修: ひび割れ充填、表面被覆工、断面修復。
断面修復: 欠損部分をモルタルやポリマーで修復。
防水・防食処理: 防水材や防食材を適用。
仕上げ・確認
工事後の仕上がり確認。
耐久性試験や点検。
4. 主な補修方法
ひび割れ補修
エポキシ樹脂やポリウレタン樹脂を使用してひび割れを充填。
断面修復
欠損部分を修復し、元の形状と機能を回復。
表面保護工
表面を被覆して劣化因子の侵入を防ぐ。
防錆処理
鉄筋部分を錆びにくくする処理。
5. 使用される材料
エポキシ樹脂: 高強度で耐久性が高い。
ポリマーセメントモルタル: 弾性と接着性に優れる。
防水材: シートや液体塗膜タイプ。
防食材: 鉄筋用の腐食防止剤。
6. 注意点
劣化原因の正確な特定: 不適切な補修は逆効果となる可能性がある。
材料の選定: 環境条件や構造物の特性に適した材料を使用。
施工管理: 適切な手順と品質管理が重要。
コンクリート補修工事は、建物やインフラの長寿命化を図るための重要な作業です。適切な計画と技術で実施することで、安全性と耐久性を高めることができます。
弊社では
[調査業務]
非破壊試験（品質管理）、微破壊試験、中性化深さ、テストハンマーによる圧縮強度推定試験（シュミットハンマー）、鉄筋探査、ひび割れ調査、トンネル調査、橋梁調査、現場密度試験（突砂法、砂置換、法、RI測定）、平板載荷試験（道路、地盤）、スェーデン式サウンディング試験（SWS試験）、ポータブルコーン貫入試験、簡易支持力測定（キャスポル）、土質試験、ボーリング試験、環境調査 他
[施工業務]
コンクリート補修工事
無収縮グラウト注入工、型枠工、コンクリート打設工、連続繊維シート貼付け工（炭素繊維、アラミド繊維、CFアンカー等）表面被覆工、モルタル吹付工（湿式・乾式）、漏水対策工（止水工、漏水樋設置工）、ひび割れ注入・充填工 他
[加盟協会]
一般社団法人繊維補修補強協会
SR-CF工法研究会
なおしタル工法研究会
高機能エポキシ樹脂による補修技術研究会
UBEリニューアル工業会
RC構造物のポリマーセメントモルタル吹付け補修・補強工法協会（S R Shotcrete工法）
インジェクト止水工法研究会
一般社団法人STTG工法協会
バンデフレキシン工法研究会
レジテクト工業会
[対応エリア]
茨城県を中心に栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県で対応しております。
調査業務やコンクリートの補修・補強工事の事でお困りごとがあれば弊社へご相談下さい。
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場所
茨城県つくば市
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施工内容
断面修復工 ひび割れ注入工 Uカット充填工
