[バンデフレキシン工法の概要]
充填された注入剤は、最高水準の止水効果と安全性を発揮。
『バンデフレキシン』工法は極めて低粘度のアクリル系二成分合成樹脂をコンクリートの漏水部分に専用注入機を用いて高圧で注入する工法です。この工法はコンクリートの漏水部に約45度の角度で削孔し、専用の特殊ノズルで親水性の注入剤を常に規定量だけ圧入できる注入機で、打継ぎ部、ひび割れ部、エキスパンジョイント部、豆板へ隙間全体に充填させることができます。
[地下構造物を含めて漏水補修および事前漏水防止できる用途]
トンネル、橋梁、ダム、地下鉄道トンネル、空港、地下コンクリート構造物、貯水槽、浄化槽施設、汚水タンク、下水処理施設、プール、浄水場
[止水および漏水防止箇所]
ひび割れ、コールドジョイント、エキスパンジョイント、豆板
その他 :収縮クラック、伸縮クラック、可動ジョイント、構造打ち継ぎ、プレキャストコンクリート間のジョイント
[工法の特長と性能]
バンデフレキシンはさまざまな施工状況に応じて圧力と重合硬化時間を調節でき、水圧がかかっている状況で止水作業が可能です。
注入孔として電動ドリルで直径10~20mmの孔をあけます。専用注入機にあわせた特殊ノズルでバンデフレキシン薬液を注入し、完了したらノズルを取り除き、注入孔を急結セメントで充填します。
-10℃~+40℃までの気象条件でも施工できる優れた特長があります。また、コンクリート構造物中に残存する湿気は重合硬化中にすべて吸収されるので、水分に対する抵抗性があります。
長い年月をかけて開発された注入機はさまざまな気象条件や現場条件でも、安定した均質な工事施工が可能です。自動的に閉じる装置の特殊ノズル、圧縮空気クリーナー等、数々の優れた機構を装備していますので能率の良い補修作業が実現できます。
[工事手順]
調査工
↓
削孔
↓
注入ノズルのセット
↓
バンデフレキシン剤注入
↓
急結セメント充填
↓
完成
[CB-Vシート工法 概要]
CB-Vシート工法は、炭素繊維シート(CFRP)を用いて、
コンクリート構造物の補修・補強・剥落防止を行う表面被覆型の工法です。
既設構造物を壊さず、軽量かつ高強度なシートを樹脂で接着することで、耐久性と安全性を向上させます。
工法の目的
・コンクリート片の剥落防止
・ひび割れ進展の抑制
・曲げ・せん断耐力の補強
・中性化・塩害対策(表面保護)
工法の基本構成
1.下地処理
劣化部除去、断面修復、ケレン・清掃
2.プライマー塗布
コンクリートと樹脂の接着性を向上
3.炭素繊維シート貼付
エポキシ樹脂含浸で密着施工
4.仕上げ・保護
必要に応じて保護塗装
特長
・軽量・薄層
断面増加がほぼなく、構造物への負担が小さい
・高強度・高耐久
鋼材以上の引張強度、耐腐食性に優れる
・施工性が良い
狭隘部・上向き施工にも対応
・交通規制を最小化
橋梁・高架下で有利
主な適用箇所
・橋梁(床版下面・主桁)
・トンネル覆工
・高架橋・擁壁
・建築物の梁・柱・スラブ
他工法との違い(簡易比較)
項目 CB-Vシート工法 鋼板接着工法
重量 非常に軽い 重い
耐食性 ◎ △
施工性 ◎ △
断面増 ほぼなし あり
弊社では
[調査業務]
非破壊試験(品質管理)、微破壊試験、中性化深さ、テストハンマーによる圧縮強度推定試験(シュミットハンマー)、鉄筋探査、ひび割れ調査、トンネル調査、橋梁調査、現場密度試験(突砂法、砂置換、法、RI測定)、平板載荷試験(道路、地盤)、スェーデン式サウンディング試験(SWS試験)、ポータブルコーン貫入試験、簡易支持力測定(キャスポル)、土質試験、ボーリング試験、環境調査 他
[施工業務]
コンクリート補修工事
無収縮グラウト注入工、型枠工、コンクリート打設工、連続繊維シート貼付け工(炭素繊維、アラミド繊維、CFアンカー等)表面被覆工、モルタル吹付工(湿式・乾式)、漏水対策工(止水工、漏水樋設置工)、ひび割れ注入・充填工 他
[加盟協会]
一般社団法人繊維補修補強協会
SR-CF工法研究会
なおしタル工法研究会
高機能エポキシ樹脂による補修技術研究会
UBEリニューアル工業会
RC構造物のポリマーセメントモルタル吹付け補修・補強工法協会(S R Shotcrete工法)
インジェクト止水工法研究会
一般社団法人STTG工法協会
バンデフレキシン工法研究会
レジテクト工業会
[対応エリア]
茨城県を中心に栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県で対応しております。
調査業務やコンクリートの補修・補強工事の事でお困りごとがあれば弊社へご相談下さい。
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場所
茨城県笠間市

