■ 炭素繊維補強工事とは
炭素繊維シート（CFRP：Carbon Fiber Reinforced Polymer）をコンクリート構造物に貼り付けることで、補強・補修を行う工法です。軽量で高強度、耐腐食性に優れていますが、端部の剥離が問題となることがあります。
■ CFアンカー工法の概要
CFアンカー工法は、炭素繊維シートの剥離を防止するために、炭素繊維ロッドをアンカーとして埋設する補強手法です。
「CF」は「Carbon Fiber（炭素繊維）」の略で、補強対象のコンクリート構造物とシートを機械的に一体化させ、剥離・浮きの防止と補強効果の向上を図ります。
■ 工法の流れ（基本的な手順）
1.炭素繊維シートの貼付
構造物表面に樹脂を塗布し、所定の位置にCFRPシートを貼付します。
2.アンカー位置のマーキング
必要な位置にCFアンカーを配置するための印をつけます。
3.穿孔
CFRPシートを貫通し、コンクリートに所定の深さの穴を開けます。
4.穴の清掃
削りかすをエアブローやブラシで除去します。
5.接着剤の注入
エポキシ樹脂などの接着剤を穴に注入します。
6.CFアンカーの挿入
炭素繊維製の棒状アンカーを穴に挿入し、接着剤で固定します。
7.表面の仕上げ
アンカー周辺を再度樹脂でコーティングし、表面を整えます。
■ 特徴とメリット
・シートの剥離防止に効果的
・炭素繊維同士なので異種材料の接触がなく、耐久性良好
・構造物への負担が少ない（軽量）
・コンクリートとの一体化を強化し、補強効果を安定化
■ 適用例
・橋梁の床版補強
・トンネルの内壁補修
・建物の耐震補強部材の端部処理
弊社では
[調査業務]
非破壊試験（品質管理）、微破壊試験、中性化深さ、テストハンマーによる圧縮強度推定試験（シュミットハンマー）、鉄筋探査、ひび割れ調査、トンネル調査、橋梁調査、現場密度試験（突砂法、砂置換、法、RI測定）、平板載荷試験（道路、地盤）、スェーデン式サウンディング試験（SWS試験）、ポータブルコーン貫入試験、簡易支持力測定（キャスポル）、土質試験、ボーリング試験、環境調査 他
[施工業務]
コンクリート補修工事
無収縮グラウト注入工、型枠工、コンクリート打設工、連続繊維シート貼付け工（炭素繊維、アラミド繊維、CFアンカー等）表面被覆工、モルタル吹付工（湿式・乾式）、漏水対策工（止水工、漏水樋設置工）、ひび割れ注入・充填工 他
[加盟協会]
一般社団法人繊維補修補強協会
SR-CF工法研究会
なおしタル工法研究会
高機能エポキシ樹脂による補修技術研究会
UBEリニューアル工業会
RC構造物のポリマーセメントモルタル吹付け補修・補強工法協会（S R Shotcrete工法）
インジェクト止水工法研究会
一般社団法人STTG工法協会
バンデフレキシン工法研究会
レジテクト工業会
[対応エリア]
茨城県を中心に栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県で対応しております。
調査業務やコンクリートの補修・補強工事の事でお困りごとがあれば弊社へご相談下さい。
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場所
東京都豊島区
