皆さんこんにちは。
埼玉県を中心に栃木県・東京都・千葉県で、コンクリートの補修・補強工事を、茨城県を中心に構造物調査や土質・地盤調査を手がけるエムズアクトです。
建物を建てる時は、まずその土地の地盤調査を行います。これについて「わざわざ費用をかけてまで、地盤の状態を調べる必要が本当にあるの？」と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、地盤調査は安全な建物を作るために欠かせないものなのです。今回は、建物を建てる前に地盤調査が必要な理由について解説します。
■地盤の状態はちゃんと調査しないとわからない
建物を建てる前に地盤調査をする理由は、その土地の強度を調べて建物を安全に支えられるか確かめる必要があるからです。一般的な木造2階建ての住宅を建てた場合、その下の土地には約60トンもの荷重が常にかかり続けることになります。これは軟弱な地盤ではとても支えられないため、十分な強度があるか調べなければならないのです。
もちろん、地域の地質の特徴などから、ある程度地盤の強さを予測することは可能でしょう。しかし、地盤の詳しい状態というものは、ちゃんと調査しなければわかりません。また、建てる建物によって必要な強度は異なり、大きな建物や特殊な形状の建物であれば、当然ながらより高い強度が求められます。
つまり、「本当にその建物を建てて大丈夫なのか」ということは、地盤調査をしてみなければ絶対にわからないのです。調査の結果、柔らかい粘土や砂などでできた軟弱地盤だと判明した場合は、必要に応じて地質改良などの対策を講じます。これにはそれなりの費用がかかるため、状況によっては他の土地を探した方がいいかもしれません。そういった意味でも地盤調査は大切です。
■軟弱な地盤のまま建物を建てるとどうなる？
もし適切な地盤調査を行わず、軟弱な地盤のまま建物を建ててしまった場合は、さまざまなトラブルが発生します。まず、土地が建物を支えきれないために、建物が傾いたり沈み込んだりするでしょう。こうなると、窓やドアが開きづらくなったり、すきま風が生じたりします。本来ありえない傾いた家で生活するうちに、体調を崩すことも珍しくありません。
また、基礎や外壁にひびが入ることもあります。これは家の安全性や寿命に直接影響する重大な問題です。万が一、大きな地震や台風などに襲われた場合は、地盤の弱さも手伝って倒壊してしまうおそれすらあります。どれだけ耐震性や耐久性に優れた家を建てても、地盤が軟弱では安心して生活することはできません。
そして、一度家を建ててしまった場合、その下の地盤を改良するのは非常に困難です。できるのはせいぜい部分的な補強くらいで、しかも大きな費用がかかります。最悪、引っ越しを余儀なくされるでしょう。このように、土地の強度は建物自体の強度とほぼ同じ意味であり、建物を建てるなら地盤調査は必須なのです。
■地盤調査の方法とは？
地盤調査にはいろいろな方法がありますが、一般的な戸建て住宅を建てる場合は、SWS試験（スクリューウェイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験）)を行うのが一般的です。SWS試験（スクリューウェイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験）)は、先端がスクリュー状になったロッド（金属の棒）に重りを載せ、地面に貫入させることで地盤の強さを測定します。費用が安価で調査時間も短いのがメリットです。
また、人工的に地震を起こし、地震波の速度から地盤の状態を解析する「表面波探査」や、深い場所の固い地層までくり抜いて地盤を調査する「ボーリング調査」といった方法もあります。ボーリング調査は、土質や地下水位の深さまで詳しく調べることが可能で、マンションなどの比較的大きな建物を建てる際によく使われます。
大切なのは、建てる建物の規模に応じた方法を選ぶことです。ボーリング調査は、地盤の状態を非常に詳しく調べられますが、費用も時間も多くかかります。一般的な住宅であれば、SWS試験（スクリューウェイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験）)でも十分なデータを得ることが可能です。まずは専門業者に相談して、最適な方法を選びましょう。
■茨城県の地盤調査ならエムズアクトにお任せ！
地盤調査は、建物を建てるなら必ず行うべきものです。正確に地盤調査を行い、必要に応じて地質改良なども実施すれば、どんな家を建ててもしっかりと支えてくれます。もちろん、正確なデータを得るためには、適切な方法を選び正しい手順で調査しなければなりません。安全な家を建てるためにも、地盤調査は信頼できる業者に依頼しましょう。
エムズアクトでは、茨城県の地盤調査を請け負っております。豊富な実績に基づく高い技術力により、どのような土地でも正確な調査を実施できるのが強みです。建物の新築やリノベーションのために地盤調査を行う必要がある時は、ぜひエムズアクトまでご相談ください。
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